活動内容
ミッション:女性や子どもへの暴力をなくしたい
その人がその人らしく生きることができる社会を目指しています!
私たちは、「真の健康(身体的・精神的・社会的に良好な状態)」を求めて、2006年6月にNPO法人を設立し、活動をスタート。
女性の暮らしやすい社会は、誰もが暮らしやすい社会であると考え、みんなが元気に、ハッピーに暮らすことのできる社会を目指しています。
ハッピーウーマンプロジェクトでは、さまざまな資格を持ったメンバーが集まって企画・運営をしています。女性問題や不妊専門のカウンセラー、婦人科医、助産師、デートDV・DV(夫や恋人などからの暴力)やCAP(子どもへの暴力)の防止プログラム実施者など、守備範囲が広く、多角的な視点を持って活動しているのが特徴です。
活動内容は大きく分けて、①講師派遣、②講座開催、③相談の3つの事業を柱に行っています。
①講師派遣事業
<企業向け講座>
・ハラスメント予防啓発研修
・健康経営、女性活躍:ライフステージに応じた女性の健康づくり
・コミュニケーション研修、アサーティブ研修
・ダイバーシティ:多様性/人権を考える
・相談窓口担当者向け研修
<学校向け講座>
・心と身体を大切にするセクシュアリティ教育(性教育)
・DV・デートDV予防啓発
・お互いを大切にするコミュニケーション など
②講座開催事業
<一般向け講座>
・女性の健康
・コミュニケーション
・女性と子どもに関する社会問題(DV、虐待、性暴力、ハラスメント、人権、エイズ予防etc.)
・お楽しみ講座(漢方、薬膳料理、アロマテラピー、更年期との付き合い方etc.)
③相談事業
・相談支援
・民間シェルター運営
・自立支援
・ハラスメント外部相談窓口
・相談担当者向け研修
ハッピー ウーマンプロジェクトのはじまりは、「婦人科って行きにくいよね?」という女同士の会話からでした。
そこで、どんな婦人科だったら行きやすいかについて話し合うようになり、2004年5月、「私たちの行きやすい病院をつくろう!」を合言葉に、いろんな職種(医師・看護師・助産師・カウンセラー・教職員・会社員・介護士・自営業・農業・パート、アルバイト・主婦・無職)の年代も様々な人たちが集まり、勉強会を重ねるようになりました。
勉強会では、どんな病院(婦人科)が望ましいかを探るため、有志のメンバーで海外視察(オーストラリア)にも行きました。
「医療従事者の白衣を見ると血圧が上がってしまう」「病院の匂いが嫌い」「婦人科の診察室のカーテンは必要なのか、その先で何をされているのか不安に感じる」「駐車場が目立つと通院していることがわかってイヤだ」「手術が必要な時に、婦人科のピンク色やレースを見るのが辛かった」など、さまざまな声が集まりました。
そうして、私たちの声を取り入れた病院が、2006年7月「女性クリニックWe富山」としてオープンしました。
話し合いの中で、多くの女性が女性役割(と思われているもの)に縛られ、自分の健康を後回しにして、生きづらさを抱えていることも明確になりました。これらのことは、産婦人科医療だけでは解決できないことであるため、同クリニックでは、私たちの仲間が『フェミニスト・カウンセリング(女性の視点に立った女性のためのカウンセリング)』を提供しています。
フェミニスト・カウンセリングは、“女性の生きづらさは個人の問題ではなく、社会の問題である”というフェミニズムの視点に立ったカウンセリングです。DVや性暴力、セクシュアルハラスメントなど、人権侵害である暴力被害に遭われた女性に寄り添い、問題の整理と、力を取り戻す(エンパワー)のお手伝いをすることで、問題の解決を目指します。
さらに、女性の生きづらさについて考え、啓発していくことが重要だと考えました。
そこで、私たちは活動を継続していくため、NPO法人として法人化することに!
NPO法人を2006年5月に設立。
慣れない法人運営をしている中でNPO法が変わり、知らないことも多いなか、「わからな~い!」と匙を投げたい気持ちになった時もありました。それでも、同じ志をもった仲間が見捨てることなく手助けをしてくれ、「私は一人じゃない。素敵な仲間がいる!」とモチベーションを持ち直すことができました。
新事業を計画する際に苦戦したときも、「これは必要なこと。声なき声をカタチに!」と仲間たちと思いを共有し、熱く語りあうことでパワーを取り戻し、一つずつカタチにすることができました。カタチにしてきたものの中には、私たちが働く場所も含まれています(富山県相談機関受託等)。
NPO法人にしたことで、会員からの支援と県や市等からの助成で、女性の健康や児童虐待、DV・デートDVなどの社会的問題に関する啓発講座を続けて行えるようになりました。先駆的な取り組みであるがゆえに、当初は受講者が少ないこともありましたが、それでも諦めず情報発信をしつづけ、困った時にはいつでもつながることができるように、現在も事業を継続しています。
女性が自分らしくHappyに生きられる世界を!
女性がHAPPYに過ごせるように、若年女性向けの支援事業を強化したいと考えています。
相談事業を通して感じるのは、支援につながりにくい若年女性たちがいるということです。
その若年女性たちはDV・虐待・性暴力・生きづらさなど様々な困難を抱えながら、身近に頼れる大人がおらず、既存の仕組みでは支援が行き届かないことが多くあります。行き場を失った若年女性たちは再被害に遭いやすいという現状もあります。私たちは、若年女性たちに向けた支援場所として、若年女性たちの居場所づくりやステップハウスの提案を考えています。2020年からは、民間シェルターの事業に取り組み始めました。
私たちの事業を継続させるために、下記の2つを強化していく予定です。
●スタッフメンバー募集
共に活動をしてくれる仲間と出会いたいと考えています。
●支援企業募集
当法人の活動に賛同し継続的に金銭面で協力していただける企業とつながりたいと願っています。
これからも私たちは、活動を通して、DV・虐待・性暴力・ハラスメント・貧困などのないジェンダー平等の社会に、女性が自分らしく、Happy!に生きることに尽力していきます!
料理教室
伝わる話し方講座
大人の遠足in高岡古城公園
■役に立ちたい
トレーニングを積んだメンバーが、学校や企業へ出向いて出前講座を行います。
あなたもお手伝いしてみませんか。
・中高生向けデートDV防止講座
・親と子のセクシュアリティ講座(性教育)など
学校・施設・企業からの出前講座の依頼もお待ちしています。
DVや性暴力被害者を心身両面でサポートします。
・裁判所や役所への同行
・被害者の代弁 など
■語りたい、仲間がほしい
定期的に共通の話題で語り合う会を開催しています。
ルールに沿って、グループで一人ずつ話をするうちに、
今まで気づかなかった自分が見えてくるかもしれませんよ。
同じ悩みを抱える仲間と話に花を咲かせましょう。
・転勤族の妻たちのおしゃべり会
・不妊に悩む女性のおしゃべり会 など
■相談したい
からだや心の悩み、セクハラやDV被害など、どんなことでも気軽に相談ください。
電話と面談で対応しています。[富山県からの委託事業です]
・富山県不妊専門相談センター Tel. 076-482-3033
・富山県女性健康相談センター Tel. 076-482-3033
・妊娠・出産悩みほっとライン Tel. 076-482-3088
この他、あなたの特技や経験を活かして新しいプロジェクトをどんどん提案してください。
一緒にハッピー ウーマン プロジェクトをつくっていきましょう。